SSU夏季フィールドワーク

大阪大学
「ナノサイエンスデザイン教育研究センター」研修


大阪大学 ナノサイエンスデザイン教育研究センター
 市川 聡 特任准教授 ・ 荒 正人 特任講師 ・ 下司雅章 特任講師 ・ 新岡宏彦 特任助教

実施日 2011/8/2(火)

参加者 本校生徒2年生   13名

引率教諭       3名

研修内容   ・10:00〜10:20  オリエンテーションおよびイントロダクション
  ・10:30〜15:30  各班に分かれて研修
  ・15:30〜16:30  総合討論

班別研修 【A班】新岡先生  光学顕微鏡による生体観察
【B班】 荒 先生  電子線リソグラフィー法によるナノ加工
【C班】市川先生  透過型電子顕微鏡を用いた電子スケールでの構造観察
【D班】下司先生  理論計算で物質を考える

研修の様子


生徒の感想

◇継代をする時に菌が一匹でも入らないようにするため、薬品のフタを開ける前後にガスバーナーで炙ったり、一度使用したピペットはもう使えなく、新品のを毎回出すのが大変だった。光学顕微鏡でみた細胞は、レーザーと薬品により核と膜が色分けされていて、パッと見、細胞のように見えなくて驚いた。

◇電子を使っているので、光学顕微鏡と原理から見え方までまったく違って、面白かった。電子顕微鏡では、原子のことが見え方に表れてきて、原子がとても身近に感じられた。電子顕微鏡の操作は難しく、試料を移動させるのになかなか慣れず、よく逆方向に移動させてしまった。また、なかなかきれいな縞模様が見られるものがなかった。大学のキャンパスは他の大学と比べてきれいで、いいところだった。透過電子顕微鏡が1億円というのに驚いた。

◇細胞を培養するのが非常におもしろかった。クリーンベンチ内での作業はことあるごとにバーナーの火であぶり、菌を殺し、完全な無菌状態を保つのに苦労したが、良い経験になった。手を殺菌消毒する際には70%アルコールを使用した。100%アルコールでは一部の菌が膜を張ってしまい、防御するので70%を使用するそうだ。その一部の菌についても詳しく知りたいと思った。

◇電子顕微鏡はレンズの代わりにコイルの磁場でローレンツカによって電子の軌道を曲げていることや、オーバーフォーカスやアンダーフォーカスなどで白や黒の枠ができていること、電子の密度や原子の構造の向きによって暗くなったり明るくなったりすること、白黒でしか写真を作れないこと。そういった光の代わりに電子を使うことで現れる違いが実際に見えることが嬉しかった。